寮歌・応援歌・学生歌・太鼓リズム表
熊本大学応援団の計17演武を伝統として受け継いでいます。その内訳は、旧制五高寮歌3、学生歌3、応援歌2、独自の演武4、歌を伴わない拍手もの5(勝利への拍手、拍手驀進、制覇、ボシタ、翠巒)であります。ここでは、その歌詞を掲載いたします。
また、この章の最後には、太鼓リズム表も添付しています。
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1.武夫原頭に草萌えて
巻頭言
仰げば星斗爛煥として
永遠の真理を囁く
頭をめぐらせば蘇山遠々として
我ら若人の情熱をそそる
天地の恵み豊かなる肥後の一角
立山の麓 白川の畔
これぞ我ら熊本大学応援団健児が地なり
いざや舞わんかな狂わんかな歌わんかな
我等が剛毅朴訥の調べを
武夫原頭に草萌えて
アイン ツヴァイ ドライ
1 武夫原頭に草萌えて 花の香甘く夢に入り
立田の山に秋逝いて 雁が音遠き月影に
高く聳ゆる三寮の 歴史や移る十余年
2 夫れ西海の一聖地 濁世の波を永遠にせき
健児が胸に青春の 意気や溢るる五高魂
その剛健の質なりて 玲瓏照らす人の道
3 時潮のめぐりたゆみなく 移りてここに十年の
思いや狂う胡北の地 断雲乱れ飛ぶところ
斬魔の剣音さえて スラブの末路今ぞ見る
4 時艱にして義を思い 塵世に節を偲ぶかな
ああ新興の気を負いて 浮華の巷に我立てば
思いは馳する朴訥の 流風薫る銀杏城
5 さらば我が友叫ばずや 時と人とを諭すべく
見よ龍南に一道の 正気ありてぞ日の本の
青年の名に力あり 二十世紀に光あり
二十世紀に光あり
2.熊本大学第一学生歌
1 白銀の光あふれ
濃緑にむせぶ学び舎
若き望み 若き望み
ああ 自由の風
ミネルヴァの森になごむ
2 桑海の時の流れに
たゆまざる学びを誇る
若き望み 若き望み
見よ千古を秘めし
蘇岳の気高き姿
3.熊本大学第二学生歌
1 緑開く九州路(くすじ)
新世の望み満ちて
常若(とこわか)の陽輝き満ちて
熊大ああ我らが学苑
2 天地鎮む蘇岳
絶ゆ日なくおろし火噴きて
誇りあふるる歓喜を歌う
熊大ああ我らが学苑
3 鐘は響く永遠に
みんなみの究理の園
あらしの夜も灯消えず
熊大ああ我らが学苑
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4.熊本大学第三学生歌
1 森の都に開けたる
古き歴史を偲ばせて
希望の白亜並び立つ
ああ清新の気は満ちて気は満ちて
建学の槌音高く
2 蘇岳東に連なりて
火を吐く姿若人の
熱き情念(おもい)に似たるかな
ああ俊英は集いたち集いたち
若き世代の証なす
3 時の流れは変わるとも
堅き信念(おもい)を培いて
真の道を踏まんかな
今ぞ潮は満ち来たり満ち来たり
平和世界の騎手たらん
5.熊本大学第一応援歌(必勝の歌)
1 血をすすり涙して
勝ち得し御旗 濁世の最中
さんたる光
見よや紅の旗頭
熊大健児の意気の所為(せい)
立てば治めん御旗のもとに
群雄乱れ剣折るるとも
いかで渡すべき仇人に
必死の力を尽くすとも
2 血をすすり涙して
勝ち得し御旗 幾春秋の
暮れにしあれど
いかで渡すべき仇人に
さらば誓わん我が友よ
命は軽し熊大の誉れ
正義は堅し熊大の勲
やがて大呼せん勝鬨を
有明(ゆうめい)湾頭に響くまで
6.熊大学生応援歌(我が熊大)
1 萌え出づる 緑の森に
湧き上がる 我等が血潮
若人の息吹はここに いざ来たれ
我が熊大 我が熊大
見よ熊大の この力
2 煙立つ 阿蘇の頂
波白き 天草の灘
雨嵐ここ武夫原に まき上がれ
我が熊大 我が熊大
見よ熊大の この力
3 遥かなる理想を求めて
培いし心と身体
燃えさかる闘志を胸にいざ行かん
我が熊大 我が熊大
見よ熊大の この力
7.熊大同期の桜
1 貴様と俺とは同期の桜
同じ熊大の庭に咲く
堅い友情誓った仲間
いつか実るぜ応援団
2 ああ銀杏の栄光を
貴様と俺とで分かち合う
苦難乗り越え励まし合おう
意地とど根性応援団
3 生まれ故郷は違っていても
同じ意気地に燃えて立つ
仰いだ夜空の北斗の空に
高く聳えよ応援団
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8.熊本大学応援団逍遥歌
1 世界に誇る 大阿蘇の
気高き様を 仰ぎ見よ
剛毅の風は 吹き止まず
広くこの世を 醒ますなり
聞け応援団 雄叫びを
2 不屈の精神(こころ) 龍南の
我が学び舎に 集いあう
五千の友に 脈々と
白川のごと 流るべし
見よ応援団 熱き血を
3 立田の山に さつき咲き
寄せては返す 有明の
春秋四歳は 短くも
友情(なさけ)は永遠に 忘るまじ
知れ応援団 この情念(おもい)
9.田原坂
1 雨は降る降る
人馬は濡れる
越すに越されぬ
田原坂
シャカホイ シャカホイ
2 右手(めて)に血刀
左手(ゆんで)に手綱
馬上ゆたかな
美少年
シャカホイ シャカホイ
3 臥さば大地に
仰がば天に
哀歌響かん
応援団
シャカホイ シャカホイ
10.椿花咲く
1 椿花咲く南国の 二更を過ぐる星月夜 オリブの森に炎は燃えて 歌朗らかり酒盛りの 感激深き若き日の 誇りを永遠に忘れじな
2 ああ南国の沖遠く 潮の流れは尽きずして 白銀の陽に溢れては はからずも入る白日夢 生命の旅の寂しらに 盧生の夢の今しばし
3 春蘇える筑後野に 清和の光溢れつつ 今逍遥の道すがら 命の調べ颯爽と
生きとし生けるものはみな 若き力に燃ゆるかな
11.惜別の歌
1 遠き別れに 耐えかねて
この高殿に 登るかな
悲しむなかれ 我が友よ
旅の衣を ととのえよ
2 別れと言えば 昔より
この人の世の 常なるを
流るる水を 眺むれば
夢はずかしき 涙かな
3 君がさやけき 目の色も
君くれないの くちびるも
君がみどりの 黒髪も
またいつか見ん この別れ
高く聳えよ 応援団
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12.易水流れ寒うして
巻頭言
雨降らば雨降る思いに 風吹かば風吹く思いに
そぞろ人の世のはかなさを知る ハイソサエティのメッツェンと
恋をするのが真の恋であって 下町の娘と恋をするのが
真の恋でないとと誰が言えよう
酒は飲むべし百薬の長 酔っては枕す美女の膝
醒めては握る天下の剣 花は摘むべし山間の百合
女は抱くべし これまた人生無常の快楽なり
いざや舞わんかな唄わんかな 我らが剛毅朴訥の調べを
易水流れ寒うして アイン ツヴァイ ドライ
1 易水流れ寒うして
広原草は枯れ果てぬ
見よや龍南龍は伏し
鉄腕撫する健児あり
2 西海月の澄むところ
武夫原頭に書を抱いて
鳴かず飛ばずにここ暫し
鼓空の翼養わん
3 仰がば蘇峰臥さば画津
我が見に見じな濁と汚を
歌わば人を醒ますべく
泣かば熱涙色も濃く
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太鼓リズム表